電力自由化??電気屋は選ぶ電気プラン。
電力自由化ってなんぞや?
2016年(平成28年)4月1日以降は、電気の小売業への参入が全面自由化されることにより、家庭や商店も含む全ての消費者が、電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになる。
つまり、自分の好きな会社と契約して電気が買えると。
よくCMをしていて有名なのがau電気など。
ん?auって電力会社じゃないよね?発電設備あるの?送電線は?
電気屋の感覚だとこう思うが、電気の買うのは今までどおりみたいだ。
自由化のメリットは?
電気の契約できる会社が自由に選べる。
ただそれだけにつきる。
自由化のデメリットは?
福井の場合だか
深夜電力プランの廃止(蓄熱暖房・蓄熱床暖の設置が今後壊滅的)
各プランの見直し 節電前提の料金プランが多くなった。
電力自由化して福井の電気代は高くなった。
電気料金の均一化した影響もあるだろうがもともと安いところにはデメリットしかない。
電気屋の選ぶプランは?
そもそも福井だと選べるプランが少ない
などある。
住宅など新築で建てるとまずは北陸電力と契約する。
最近の家だとオール電化なので『くつろぎナイト12』というプランになるだろう。
それしかオール電化プランがないのだから。
あれ? 自由化で選べるのでは?
電力自由化なのは『従量電灯』のプランの方だ。
従量電灯とは、基本的な電気プランで使った分電気代がかかるプランだ。
オール電化だとエコキュートを設置してる条件ありで加入できるプラン。
従量電灯が1kwh=17.48~22.98円だとすると
20時~8時までの夜の電気代が安い。
これが最大のメリットだといえる。
共働き夫婦にピッタリのプランだといえる。と思っていたが
7~9月、子供は夏休み。
暑いからエアコンを使う。平日。
1kwh=33.96円なのだ。
節電率で割引はあるが、基本家にいては無理なのではと思う。
仮に計算すると二人以上世帯の平均電力使用量が463.9kwh
60A契約だと基本料金1620円
各時間の平均値として1kwh=21.9円
合計 11,779円 一番安い夜だけ使って 6,611円
従量電灯だと
60Aで基本料金1425円
300kwhを超えるので1kwh=22.98円
合計 12,085円
あれ?高くなってる・・・
ここからが自由化の強み。
基本契約を『従量電灯』にしてしまえばあとは好きな会社の電気プランに変えればいいんです。
au電気だと。
8,000円以上で5%キャッシュバック(12,085円だと604円程得)
H.I.Sでんきだと
1kwhの単価が5%引き
なので1kwh=21.84円
基本料金が1354.32円
合計 11,485円
結論は?
電気屋としては『くつろぎナイト12』をおすすめするだろうが
消費者(共働きで子持ち)としては『従量電灯』でau電気がいいと思う。
夏場や冬場の平日の電気代が高いのは子持ちの家庭には痛い出費だろう。
使用時間帯や使いかたである程度は節約できるかもしれないが、ヒートショックや熱中症など、無理な節電が命とりになることもあるので
なかなか厳しいものがあるんじゃないかと思う。